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バカ・マジメ”なメンバーは、まじめなので新システムに取り組むべき機能を真剣に考える。利用部門の仲間に聞くだけでなく、他社の調査も行い、マスコミで取り上げた事例も研究する。なかには自分でニーズを「発明」したりする。そして、分厚い要求機能リストを作成する。  教科書では、ユーザーニーズは優先順位のランクを付けるべきだという。ところが、この“バカ・マジメ”なメンバーは、馬鹿なので自社の置かれている状況、利用者のレベル、費用対効果などの認識がない。しかも、まじめなので、これらのニーズはすべて自社にとって重要なランクであると主張する。そして、情報システム部のメンバーも“バカ・マジメ”だと、そのニーズを完全に実現することがプロジェクトの任務だと考える。  中には、“バカ・マジメ”でないメンバーもいるので、反対意見が出ることがある。ところが、“バカ・マジメ”な連中は、プロジェクト内で反対に合うと、猛烈に抗議するだけでなく、所属部門の部長にも実現をするよう圧力をかけるように依頼するし、トップに直訴して「いかにこの機能が重要なのか?」を他社の成功例なども引用して説得する。部長やトップは、彼らは改善に真剣に取り組んでいるように見えるので、その意見を支持する。  これにより、開発規模は過剰になってしまう。つまり、このようなメンバーが参加した時点で、プロジェクトの失敗は保証されるのである。